トラッキーの徒然中国株・ベトナム株投資日記
トラッキーによる、中国株・ベトナム株・不動産その他投資を中心とした日記
確定申告(e−tax)その後
2009年02月28日 (土) 09:27 | 編集
先日、e-taxにて確定申告をしましたが、もうすでに税務署より33万円の還付金のお知らせがありました。

早期に申告したのもあるんでしょうけど、これだけ早い段階で還付決定されたのはやっぱり電子申告(e-tax)のおかげじゃないかと感じています。

まだ、電子申告をされていない人は利用の価値ありだと思いますよ。
(べつに国税庁の宣伝ではありませんが)
年金制度見直し(年金はもつのか?パート2)
2009年02月25日 (水) 11:50 | 編集
先日、平成16年度の年金制度改革の話と、その見通しの甘さについて触れましたが、ちょうど一昨日に年金制度に定められている5年毎のチェックが発表されました。

新聞やテレビでも大きく報道されていましたので、目にした方は多いとは思いますが、簡単に整理しておきます。

前回のブログでも僕の指摘した内容は、年金制度の試算の前提になっている条件の甘さについてでした。

各報道でも指摘の通り、今回のチェックではよりいっそう前提条件が甘く見積もられていて、「これでは数字合わせに過ぎない」という議論も生じてくるのは当然です。

細かく見てみましょう。

?合計特殊出生率
平成16年試算 合計特殊出生率 2050年 1.39
今回             2055年 1.26
 2005年実績             1.26
 2006年実績             1.32
 2007年実績             1.34
これは、前回よりも固めの見積もりになっています。
ただし、人口構成から行くと2055年に2005年並みの実績を求めるのは酷なような気もしますが。

?平均寿命
平成16年試算 平均寿命2050年 男80.95年 女89.22年
今回試算   平均寿命2055年 男83.67年 女90.34年
2005年実績          男78.53年 女85.49年

これも前回の試算よりもぐっと現実的な数字になっています。
これを見ても前回の試算って何だったんだろう?と思います。

?労働力率
平成16年試算 2025年 男性60〜64歳 72%  女性30〜34歳 65%
今回試算   2018年 男性60〜64歳 74%  女性30〜34歳 74%

?物価上昇率
平成16年試算 1%
今回試算   1%
実績 2008年 1.5%

?賃金上昇率
平成16年試算 2.1%
今回試算   2.5%
実績 2003年〜2007年度平均 0.9〜1.0%

?運用利回り
平成16年試算 3.2%
今回試算   4.1%

 実績 年金積立金管理運用独立行政法人実績
    平成18年度  4.75%
    平成19年度 -6.41%
    平成20年度半期 −3.13%

見ていて、はっきりするのは平成16年試算ベースよりも
??は厳しく見ている
???は楽観的に見ている

ということです。
特に物価上昇率、賃金上昇率、運用利回りの3点については
僕には極めて楽観的推測と捉えられます。

そして前回も指摘しましたが、この試算はあくまで国庫負担2分の1が計算の前提になっています。

現状、この年金の負担について財政での議論は止まっており(消費税のアップなど)、全く手当てがなされていない状況です。
とりあえず、特別会計の剰余金を投入することで平成19年度は
対応しましたが、これが何回も使える手だとは到底思えません。

この財源の話については、もちろん政治家が正面から取り組んでこなかった大きな問題ですが、一方で納税者であり国政の担い手である国民全体が、消費税の上げ下げの議論だけでなく

消費税上げない→年金支給は縮小
消費税上げる→年金制度は当面維持

という図式を本当に理解しているか?
という問題でもあると認識しています。

前回取り上げた、後期高齢者医療制度についても全く同じですけど。
勝間さんのセミナー
2009年02月23日 (月) 17:45 | 編集
昨日は、有楽町で証券知識普及プロジェクトの一環として開催された証券投資セミナーに参加してきました。

ちょうど最近読んでいた勝間和代がセミナー講師をするということで、勝間さんがセミナーを行うのは珍しいので、勉強会メンバーと一緒に聞きに行ってきました。

会場は大盛況で、事前予約が必要なセミナーであったにもかかわらず主催者側の予想以上に来場者が多く、会場に入れない人々も出てくる始末。

予約したけれども、会場に入れずに外のモニターで見ていた方々からは大変不満の声も出ていました。

さて、講演の1つ目はリチャード・クーの講演。
リチャード・クーは10年ほど前から日本の失われた10年ですっと主張していたバランシート不況が今度は世界中で起きているとの論調でした。

バランスシート不況については、僕も納得いく部分とそうでない部分があるんですけど、現段階での主張としては「公共投資」を可及的速やかに実施する必要があるとの主張。
「公共投資」にはスピードが一番大事で、投資の内容や質などはあとから考えればよいほど、迅速な処置が必要との話でした。

僕の個人的見解では、財政赤字の問題が表面化するのは時間の問題だと思っていますが、リチャード・クーは、その点は楽観的な見方をしています。

2つ目の講演が勝間さん。
本人を初めて拝見しましたが、予想以上に化粧がきちんとしていてきりっとしていました。

内容としては、個人の金融リテラシーの必要性についての話でしたが、極めて常識的な話に感じました。
投資の部分で行くと、基本的には分散投資、インデックス投資を勧めるということで、素人は(プロ並みに時間を割けないんだから)時間と投資先を分散して長期で持つのが基本という話でした。

僕も、このあたりの意見は賛成で、投資に対して情熱を持てないのであればなるべく手数料の安いインデックス投資を長期でやるのが正解だと思っています。

ただ、一方でそれでは、おかねを大きく増やすこともできないと思っていますので、そこらへんは、どれだけ投資活動に対して情熱を傾けられるかによると思います。

現状でも、FPコンサルティングの中で、クライアントにどれだけのリスクとリターンを提案するのか?
ということについては、もちろん正解はないのですが提案する方も難しいなといつも思う次第です。


大前氏の2冊+中国1冊
2009年02月18日 (水) 15:58 | 編集
最近は過去の本を読みなおしたりしていたので、あまり新しい本は読んでいなかったのですが、そんな中でも最近買って読んだ本を紹介します。

中国情報ハンドブック 2008年版 (2008)
From 蒼蒼社

中国株をやっていく中でマクロな統計情報を押えることは非常に大事だと思っています。

この本では、人口統計に始まり地理的、経済的、政治的なマクロ情報をかなり大量に提供してくれます。

中国滅亡論とか発展論とか賛否両論ある中でもちろん定性的な情報や個人の見解というのも良いのですが、
実際の定量的なデータを押えることは自分の頭でものを考える為には必要です。

ちなみにもうひとつの愛読書
中国産業ハンドブック〈2007‐2008年版〉
もお勧めです。こちらは産業セクター別の統計や分析本です。

「知の衰退」からいかに脱出するか?

By 大前研一
大前1


これは、最近の日本人論なわけですが、簡単にいえば
「ちゃんと自分の頭で考えて、ちゃんと行動することが必要」
ということだと思います。
その考える為には今後
1.英語力
2.ファイナンス知識
3.ITリテラシー
の3つが必要です。
僕の場合には英語力が著しく不足してますので、しばらくはここを磨いていかないとと思う次第です。

また、最近思うのは実行力です。
良いアイデアや知識があっても実行しなければ意味がないですものね。
文中にあった「目から鱗でも行動しない日本人」(たぶんそんな内容)は僕も全く同感です。
自らも反省します。


さらばアメリカ
By 大前 研一
大前2


こちらは、直近のアメリカ論。
僕は勿論経済の話が好きなのですが、この本ではどちらかというとアメリカ(特にブッシュ政権以降)の外交状況について詳しく触れられています。
政治知識については疎いので、そういう意味では大変勉強になりました。

オバマ大統領は極めて厳しい環境での政権発足になりましたが、僕もアメリカの経済については悲観的に見ています。

ですから、なるべく米ドル資産は持たないようにしているところです。

逆に、ここ数年米国との金利差を目当てに米ドル建ての金融商品を購入している方々をよく見かけるのですが、その資産が実物に(不動産とか商品)に裏付けれられていなければ(単なる金融商品であれば)、今後その価値は下がるのではないかとみています。

不動産も微妙なところではありますが。


健康保険はもつのか?
2009年02月17日 (火) 15:25 | 編集
昨日の、年金に続いて健康保険についても調べてみました。

健康保険については、「後期高齢者医療制度」などが昨年話題になりましたが、僕も調べるまではあまり理解していなかったので整理してみます。
と調べていたら、いつの間にか「後期高齢者医療制度」から「長寿医療制度」に名前が変更されていました。

健康保険については2006年6月に健康保険法が改正されました。
年金の話と似てはいますが、年金は100年保てるように試算していますが、健康保険制度については政府でも2015年までしか見通しがありません。

年金制度よりももっとシビアな状況にあるとも言えます。
そこで日本総研の2007年1月のレポートを要約してみました。

年齢75歳以上の人は、「長寿医療制度」に加入することになる
年齢が75歳未満の人は、「組合管掌健康保険(組合健保)」「政府管掌健康保険(政管健保)」「共済組合」「国民健康保険」のいずれかに加入している

現在でも65歳以上の高齢者にかかる1人当たり年間医療費はそれ以外の4.3倍である

長寿医療制度では、1割が後期高齢者の負担、5割が公費、残り4割が「組合健保」「政管健保」「共済組合」「国民保険」からの支援金で成立する。

長寿

要するに1割は、75歳以上の世代で自己負担し、残る9割は現役世代
や税金で負担しようという制度です。

これに対して、昨年、高齢者の反発がおこり制度の見直し云々という話までなってしまうのは恐ろしいですね。
現役世代の僕らからしたら、こんな制度でも高齢者の優遇著しいという気がしますが。

それで、日本総研の試算結果が以下の通り

医療費


年度を追うごとに、後期高齢者にかかる医療費が増大していきます。もちろんこれはその年代の人口が増えることと、医療費そのものが毎年拡大していくことに原因があります。

また、健康保険の財政を見てみましょう
医療費2


見てみると、2015年あたりから、給付と支援金が等しくなってきています。要するに半分は自分たちが使う分、残りは先世代分を負担するというようにも理解できます。
また、保険料収入が毎年上がっていくことから、2025年には2008年の1.5倍ほどの保険料負担になるということも読み取れます。ちなみに2050年の負担額では3倍弱です。

国民健康保険の場合には、もう少し厳しい試算です

医療費3


2025年には1.6倍程度の保険料となっています。

そして、この試算の前提条件としては昨日と同じように出生率や賃金上昇率(2.1%)が比較的楽観的に作成されているように思います。

レポートの中でも、このような医療費の負担増は、被雇用者だけではなく事業主側も大きな影響を受けるため、賃金の上昇はこれほど見込まれないのではないかと疑問提起しています。

FPとして、普段は健康保険の保障内容について現役世代の方々に「素晴らしい内容の保険」だということを理解してもらうように努めていますが、その素晴らしい制度がいつまで継続できるのか?

ということについても、認識をしていかなくてはならないと思います。

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